令和5年第1回|数学 大問3



📘 令和5年第1回|数学 大問3 解説(ア〜オ)

今回は大問3(ア〜オ)を解説します。2次関数の基本であるグラフの形、式からの定数の決定、頂点の座標などがテーマです。


🟩 (1) グラフの形の判断(ア)

式は y = a(x - p)²(a, pは正の定数)です。

✔️ この式のポイント:

  • p > 0 → 頂点は x軸の右側
  • a > 0 → 上に開く放物線

①:左にずれている → ❌  
②:右にずれていて上に開く → ✅  
③:原点が頂点で上に開く → ❌  
④:下に開く → ❌

答え: ア = ②


🟦 (2) 点を通る式から定数を求める(イ・ウ)

式:y = x² + 4kx − k が点 (0, 3) を通る。

→ x = 0, y = 3 を代入して、k を求める。


3 = 0² + 4k×0 − k  
→ 3 = −k  
→ k = −3
記号 答え
−(マイナス記号)
3

🟨 (3) 頂点の座標を求める(エ・オ)

式:y = −x² + 6x − 8 の頂点を求める

x座標は公式:x = −b / 2a


a = −1, b = 6  
x = −6 / (2 × −1) = 3

y = −(3)² + 6×3 − 8  
  = −9 + 18 − 8 = 1

→ 頂点の座標は (3, 1)

答え: エ = 3,オ = 1


📝 まとめ

  • 2次関数のグラフ形状は「aの符号」と「pの位置」で決まる
  • 点を通るかどうかは代入でチェックできる
  • 頂点の座標は x = −b / 2a を活用しよう

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💡 次は「大問4」にチャレンジしよう!

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